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6.32025
日銀、金利上昇で24年度利払い6.6倍 国債含み損は最大の28兆円
日本銀行が28日に発表した2024年度の決算によりますと、企業の最終利益にあたる当期剰余金は23年度から1%減の2兆2642億円だったようです。24年度中に政策金利を0.1%から0.5%まで引き上げたことで当座預金への利払い費が6.6倍の1兆2517億円に増えたとのことです。保有する国債の含み損も24年度末に約3倍の28兆6246億円になり過去最大となり、日本銀行は国債の償還まで保有する方針で、含み損は損益には影響しないとするようです。日本銀行は剰余金から一部を除いて国民の財産として国庫に納付するようです。24年度の国庫納付金は1%減って2兆1510億円となったようです。2年連続で2兆円を超えたとのことです。将来の利払い負担の増加に備えて積み立てる「債券取引損失引当金」は49%減って4727億円だったようです。引当金は保有国債の利息と利払い費の差分などを原資に算出するようです。24年度は利払い費がかさんだとのことです。経常利益は2兆7922億円で40%減り、利払い費の増加に加え、為替が前の年度末より1円ほど円高水準になったことで外貨建て資産が目減りしたとのことです。