全国銀行協会は会員銀行向けの規定のひな型を改訂し、貸金庫では現金を保管できないものとして位置づける方針を固めたようです。貸金庫を巡っては、三菱UFJ銀行やみずほ銀行などで元行員が顧客の資産を窃取する事案が明らかになっていました。月内に発表するようです。全銀協は会員各行が規定を作る際の指針となる「貸金庫規定ひな型」を改訂するようです。全銀協のひな型や三菱UFJの貸金庫規定ではこれまで、格納物としての現金の扱いについて明確にしていなかったようですが、現金の保管を不可とすることを明示するようです。金融庁は3月、預金取扱金融機関向けの監督指針の改正案を公表し、現金などマネーロンダリング（資金洗浄）リスクの高い物品を預け入れ不可にすることを規定などに盛り込むことを促していたとのことです。