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6.102025
4月の実質賃金1.8%減、4カ月連続マイナス コメや酒類値上がり
厚生労働省が5日に発表した4月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によりますと、名目賃金から物価変動の影響を除いた実質賃金が前年同月比1.8%減ったようです。物価上昇に賃金の伸びが追いつかず、4カ月連続のマイナスとなったもようです。名目賃金を示す1人あたりの現金給与総額は30万2453円と、2.3%増えたようです。基本給にあたる所定内給与は2.2%のプラスだったとのことです。所定内給与の伸びは3月(確報)から0.8ポイント拡大し3カ月ぶりに2%台を回復したようです。実質賃金の計算に使う消費者物価指数(持ち家の家賃換算分を除く総合)の上昇率は4.1%だったようです。名目賃金の伸びを上回り、結果として実質賃金が下がったとのことです。4月はコメ類が前年同月比98.4%上昇し、過去最大の伸びとなったようです。アルコール大手各社が4月に酒類の価格を引き上げ、ビールが4.6%、ビール風アルコール飲料が5.6%上昇したことも影響したとのことです。総実労働時間は1.2%減の139.7時間だったようです。就業形態別では一般労働者が1.1%減の166.2時間、パートタイム労働者が1.3%減の81.0時間だったとのことです。