え、東京の中古マンションが1.5億円!?

「え、そんなに高いの!?」
そう思われた方も多いのではないでしょうか。しかし、これは紛れもない事実なんです。
2025年7月の調査によると、東京都心6区(千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、渋谷区)のファミリー向け中古マンションの平均価格が、なんと1億5,000万円を突破しました。これは、1年前と比べて約5,000万円も上昇している計算になります。
「都心だけが特別なんじゃないの?」
そう思われるかもしれませんが、実は首都圏全体で中古マンション価格は上昇傾向にあり、平均価格は5,000万円を超え、過去最高を記録しています。
一体なぜ、ここまで価格が高騰しているのでしょうか?
主な要因は3つ考えられます。
1. 新築マンションの価格高騰と供給不足
近年、建築資材の価格上昇や人手不足の影響で、新築マンションの価格が高騰しています。そのため、新築を諦めて中古マンションに目を向ける人が増え、需要が高まっているのです。
2. 低金利
住宅ローン金利が低い水準で推移していることも、購入を後押しする要因となっています。金利が低いと、毎月の返済額を抑えられるため、高額な物件でも購入しやすくなります。
3. 海外投資家の増加
円安の影響もあり、海外の投資家にとって日本の不動産は魅力的な投資対象となっています。特に都心の物件は人気が高く、価格を押し上げる一因となっています。
じゃあ、これからどうなるの?

専門家の間でも意見は分かれていますが、当面の間は価格が大きく下がる可能性は低いと見られています。
ただし、金利の動向や景気の変動によっては、状況が変わる可能性も十分に考えられます。
今、家を買うべき?
これは非常に難しい問題です。
もし、あなたが「住むため」の家を探しているのであれば、焦って購入する必要はないかもしれません。価格が落ち着くのを待つのも一つの手です。
一方で、「投資目的」であれば、今後の価格上昇を期待して購入を検討するのも良いでしょう。
いずれにせよ、大切なのはしっかりと情報収集を行い、ご自身のライフプランや資金計画と照らし合わせて慎重に判断することです。
今回のニュースが、あなたのマイホーム購入のヒントになれば幸いです。