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東京圏物流施設の空室率、2年9ヵ月ぶりに3%台

株式会社一五不動産情報サービスは5月31日、2022年4月期(22年2~4月)の「物流施設の賃貸マーケットに関する調査」結果を発表しました。東京圏・関西圏で延床面積または敷地面積が1万平方メートル以上の賃貸物流施設の空室率等を四半期ごとに調査しており、対象は東京圏539棟、関西圏155棟です。東京圏の空室率は3.0%(前期比0.5ポイント上昇)と5四半期連続で上昇し、2年9ヵ月ぶりに3%台に突入したようです。新規需要が68.0万平方メートルで比較的高い水準だったようですが、新規供給がそれを上回る82.2万平方メートルとなり、需給バランスはやや緩和したようです。募集賃料は、1坪当たり4,650円(同0.6%上昇)となり、4四半期連続で上昇していますが、高値警戒感も強まりつつあるようです。関西圏の空室率は2.0%(同0.5ポイント上昇)。臨海部の一部物件で空室増がみられましたが、総じて安定した需給動向だったようです。

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