（一社）東京ビルヂング協会が発表した2017年10月期の「ビル経営動向調査」によりますと、東京23区の坪当たりの新規賃料（共益費込み）は、上限2万6,795円（前回調査比803円下降）、下限1万7,917円（同433円下降）とどちらも下降となりました。平均空室率は、23区平均が3.0％（同0.3ポイント上昇）とわずかに上昇したほか、23区のうち都心5区については、千代田区2.7％（同0.9ポイント上昇）、中央区3.3％（同0.7ポイント上昇）、港区3.1％（同0.2ポイント上昇）、新宿区3.5％（同1.1ポイント低下）、渋谷区1.3％（同0.1ポイント上昇）となり、新宿区のみ低下しています。都心5区以外においては4.2％となり、前回調査比0.1ポイント低下しました。3ヵ月前と現在とを比較した賃料水準景況感指数については23区で11.9（前回調査：13.7）、3ヵ月後の指数についても、8.0（同：9.8）となり下降となりました。空室景況感指数については、3ヵ月前との比較が12.6（同：16.0）と下降している一方で、3ヵ月後との比較では14.8（同：9.2）と上昇している結果となりました。