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コスト削減を狙いメガバンクが揃って「通帳レス」へ

紙の通帳を減らす動きがメガバンクに広がってきており、三菱UFJ銀行は、6月10日より顧客の申し出がなければ通帳を発行しない方針のようです。しかし、経費を削減したい銀行側に対し、サービスの継続を求める顧客の声は一部で根強いため、メガ銀行は急激な改革を進めにくい事情に苦慮しているもようです。紙の通帳には1口座あたり年200円の印紙税負担のほか、印刷代などの経費が生じており、銀行ごとに仕様が異なるために銀行間でのATMを共通化しにくいようです。三菱UFJ銀行ではここ数年、口座の稼働数が微増である一方、繰り越しを含む通帳の発行は減少しており、デジタル通帳の機能を拡充し、ウェブ上で過去10年分の口座履歴や家族の口座の残高を確認できるようになっているとのことです。長引く超低金利や異業種の参入を受け、銀行の経営環境は厳しさを増しており、地方銀行が相次いで夜間金庫の利用料を引き上げるといった動きもあり、口座維持手数料の導入や通帳の有料化には利用者の強い反発が予想されるなか踏み込めないのが実情のようです。

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