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銀行システム米エヌシーノが日本参入

クラウドを活用した銀行システム専業の米nCino(エヌシーノ)が日本市場に参入したようです。同社は7月に米ナスダックに上場した新興企業で、融資関連のシステムで280行以上への導入実績を持ち、工程ごとに別々に稼働するシステムをクラウドに一本化し、事務負担を軽くできるようです。
同社はシステムの導入で融資審査を迅速化でき、契約までにかかる時間を導入行の平均で約40%削減し、営業、財務分析、審査、担保管理など様々なシステムを一本化し、行員の紙での情報共有や二重入力を廃止し、案件ごとの進捗を即時に把握できるとのことです。
邦銀は伝統的に自社専用サーバーを抱え、特定のシステム会社と組んで独自のシステムを構築してきており、事業拡大に合わせてシステムを継ぎ足したため、全体の構造は複雑になり、1つのシステムの更改に数年を要することもあるようです。
エヌシーノは共通の基盤としてシステムを提供する一方で、個別の要望に応じ柔軟に仕様を変えるようにしており、クラウド経由で提供し、基幹の勘定系システムに接続しやすい特長を強みに導入先を広げているとのことで、ノーデCEOは「金融の規制の変化にも素早く対応できる」とのことです。

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