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2月の鉱工業生産2.1%低下 半導体不足が自動車に影響

経済産業省が31日に2月の鉱工業生産指数(2015=100、季節調整済み)速報値は、前月比2.1%低下し95.7だったと発表しました。自動車に半導体不足の影響が出たことなどで2カ月ぶりの減産となったようです。経済産業省はコロナ禍の影響で落ち込んでいた生産水準は回復傾向にあるとして、基調判断を「持ち直している」に据え置きました。業種別ですと、15業種中11業種で低下し、乗用車の減産が目立った自動車工業が8.8%の低下となりました。2月に最大震度6強を観測した福島県沖地震の影響で部品供給が滞ったことや、半導体不足が響いたとみられているようです。半導体製造装置などの生産用機械工業は3.7%上昇したとのことです。主要企業の生産計画から算出した生産予測指数では、3月に前月比1.9%低下、4月に9.3%の上昇を見込んでいるようです。19日に半導体大手ルネサスエレクトロニクスの工場で発生した火災の影響は反映されておらず、自動車は半導体などの供給不足による減産が長引く恐れがあるとのことです。
鉱工業生産指数は新型コロナの感染拡大の影響で2020年2~5月に大幅に落ち込んだ後、回復傾向が続いてきました。2021年1月には再び緊急事態宣言が発令されましたが、半導体需要が伸び、関連産業を中心に大きく上昇していたとのことです。

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