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米KKR アジア最大規模の1.6兆円ファンド 日本も対象

米大手投資会社KKRは6日、アジア太平洋地域の企業を投資対象とするファンドを総額150億ドル(約1兆6500億円)で設立したと発表しました。アジア太平洋地域を対象とするファンドでは過去最大規模となるそうです。ファンドの資金の一部を日本にも振り向けるようで、日本企業を巡る買収競争が一段と勢いを増すようです。アジア向けファンドは4本目で、金額は2017年設立の前回の93億ドルより6割増やしました。既存投資家だけでなく、新規の投資家も多く加わり、当初目標を上回る資金が集まったとのことです。KKRは米国に本拠を置く世界大手ファンドです。2005年にアジアに拠点を設け、同地域での運用資産規模は300億ドルを超えます。日本では2017年に日産自動車系列の大手部品メーカー、カルソニックカンセイ(現マレリ)を買収しました。2020年には米ウォルマート傘下にあったスーパーの西友に、楽天グループと共同で出資を決めました。1月には同社で初となるアジア太平洋地域向けのインフラファンドと不動産ファンドをそれぞれ設立しました。今回の企業ファンドと合わせて、アジアへの投資を拡大するとのことです。経済の成長期待が強く、他の地域に比べて新型コロナウイルスに伴う影響が少ないとの見方があり、機関投資家は高い利回りが見込めるとされるアジアへの投資を増やしているようです。

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