みずほ信託銀行はスマートフォンで手続きできる株主向けサービスを広げるそうです。5月から株主優待を申し込めるようにするほか、従業員などがストックオプション（新株予約権）を行使できるようにするとのことです。スマートフォンで完結できる機能を増やし、利便性の向上と企業の業務効率化を後押しするようです。みずほ信託銀行は企業の株式を管理する証券代行業務を運営しています。株主がスマートフォンで優待を選べるようにするため電子ギフトサービスのギフティと提携するとのことです。スマートフォンで2次元バーコードを読み取ると、500種類以上のギフト券の中から選べるようになり、企業が提供したい独自の優待品もスマートフォンの画面に表示できるようになります。
株主優待ははがきに必要項目を記入して返送し、届くまで1カ月程度かかるのが一般的で企業側の事務負担も高まっています。スマートフォンならこうした手間を軽減でき、株主数によっては年間、数百万円規模の経費削減につながるもようです。7月にはスマホで従業員がストックオプションを行使できるサービスも開始予定とのことです。みずほ信託銀行は2018年から株主がスマートフォンで株主総会の議決権を事前行使できるようにしており、今年3月末までに約220社が採用したようです。