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富国生命、個人保険9年連続増配

富国生命保険は2020年度決算で、個人保険の契約者向けの配当を9年連続で増やすとのことです。配当の分配が受けられる「有配当保険」の3割にあたる100万件を対象にするようです。長寿化による死亡率の低下に加え、新型コロナウイルス禍の外出自粛を受けてけがや入院に支払う給付金が減少し、既存契約者に配当の形で利益を還元するもようです。配当の原資となる富国生命の本業のもうけを示す基礎利益は20年度決算で前年度比で増益となる見通しのようです。増配の総額は約2億円です。13年度以降に死亡保険に加入した55万人に1人あたり240~300円程度を増配するほか、医療保険のうち45万人に約80円を増配するとのことです。富国生命は16年度以降に販売している医療保険のうち入院開始時に給付金を支払う特則をつけた契約者に、新型コロナなど感染症による入院の際の支払額を従来の2倍にする処置を20年12月からとっています。今回の医療保険での増配は、この特則をつけていない契約者を対象にするとのことです。

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