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ユニゾン、インドで500億円投資

国内投資ファンドのユニゾン・キャピタル(東京・千代田)はインドでの企業投資に参入するようです。国内の機関投資家などから約5億ドル(約540億円)を募りファンドをつくり、現地の政府系ファンドと組んで投資するとのことです。高い経済成長が期待でき、ファンドによる投資も活発なインドに、日本の運用マネーを呼び込み、ベンチャー投資のノウハウも蓄積し、日本での事業に生かすとのことです。インド進出にあたり、同国の政府系ファンドNIIFと提携し、日本国内の金融機関や企業などから資金を募り、インド向けファンドを設立するようです。NIIFが運用するファンド・オブ・ファンズ(複数のファンドにまとめて投資するファンド)に資金を出すほか、現地で活動するファンドと共同で、企業に直接投資もするとのことです。インド経済はIT(情報技術)分野を軸に急成長しており、米ブラックストーン・グループやKKRといった米大手ファンドなども拠点を構えています。新型コロナウイルス感染拡大で経済的打撃が出ていますが、中長期的には投資機会は豊富とみて、ユニゾンも進出を決めたようです。国内独立系ファンドのインド進出は初となります。ユニゾンは現地の有力ファンドと組むことで、不慣れな海外市場でのリスクを軽減し、ファンドの投資家である国内金融機関や企業には投資先企業の情報を共有し、現地への進出や、企業との提携の足がかりにしてもらうもようです。

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