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農林中金、純利益44%増 CLO残高は2年ぶり増

農林中央金庫が4日に発表しました2021年4~12月期の連結決算は、純利益が前年同期比44%増の1570億円だったようです。この期間は世界的に金利が低水準で推移し、米ドルなどの外貨調達にかかる費用が減ったようです。運用資産の入れ替えに伴う一時的な資産売却益も計上し、経常利益は2208億円と49%増えたとのことです。低格付けの企業向け融資を束ねたローン担保証券(CLO)への投資残高は21年12月末時点で約4兆9000億円で、同年9月末に比べて約1000億円(2%)増えたようです。前四半期末比でプラスとなるのは19年12月末以来の2年ぶりとなったもようです。農林中央金庫はピーク時に約8兆円のCLOを保有していたようですが、ここ最近では新規投資を控え、残高が減り続けていたようです。足元で金利上昇懸念が高まったため、変動金利商品で金利上昇への耐性が強いとされるCLOへの新規投資を本格的に再開したとみられているようです。

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