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あおぞら銀など、薬局システム新興に融資 13億円

あおぞら銀行は調剤薬局向けシステムのスタートアップ、カケハシ(東京・中央)に融資するようです。他行分を含めた融資総額は13億円となり、もともとあおぞら銀傘下のベンチャーファンドが融資していたようですが、事業拡大に伴い銀行本体でも取引するもようです。先行投資で赤字になりがちなスタートアップの成長を銀行グループ全体で支援するとのことです。カケハシは2016年設立で、薬剤師の業務を効率化するシステムなどを手掛けています。19年にあおぞら銀子会社のあおぞら企業投資が運営するファンドが新株予約権付社債1億円を引き受けたようです。今回は静岡銀行との協調方式で、新株予約権付融資を提供するもようです。一般に銀行は業績が赤字で、担保となる資産も少ないスタートアップへの融資に消極的とされます。結果的にスタートアップの資金調達はベンチャーキャピタルなどを割当先とする新株発行が中心となっているようですが、株式が希薄化するなど欠点もあるため、銀行取引をはじめ負債調達を広げたいスタートアップは多いようです。あおぞら銀行グループで、傘下ファンドの投資先が成長して銀行本体と取引するようになった事例はカケハシが初めてとのことです。

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