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マレリのスポンサー選定、KKRなどファンド勢が名乗り

事業再生ADR(裁判以外の紛争解決)による再建をめざすマレリホールディングス(旧カルソニックカンセイ)のスポンサーを選定する入札に、米投資ファンドのKKRなど複数のファンドが参加を検討していることが11日に分かりました。今後、候補を絞り、5月末までに再生計画案の策定をめざすようです。金融機関の債権放棄による負債の圧縮と併せ、再建プロセスが本格化するとのことです。当初は11日を入札の期限としていたようですが、複数のファンドなどが提案の内容を検討する時間を確保できるよう月末まで延ばすことになったようです。今月7日に開いた初回の債権者集会では、私的整理の一種であるADRを申請し、手続きを進めていく方向で全26行が同意したようです。スポンサーの選定と並び、債権放棄の金額をめぐる調整も本格的に始まるとのことです。金融機関に負担を強いるだけに、透明性と説得力のある再建策の提示が不可欠となります。取引行の合意を得られなければ法的整理へ移ることになり、円滑な事業の継続が難しくなるようです。マレリの負債総額は約1兆1000億円にのぼるとのことです。

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