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九州圏の対ロシア輸入額、5月は前年比倍増 原油や石炭

門司税関は16日、九州経済圏(九州7県と山口、沖縄県)の5月の貿易統計(速報値)を発表しました。ウクライナへの侵攻で経済制裁を受けているロシアからの輸入額は前年同月比2.2倍の440億円に拡大したようです。単月として2014年2月の564億円、同6月の464億円に次ぐ過去3番目の水準だったとのことです。九州圏の5月の貿易統計を発表する門司税関の幹部(16日、北九州市)門司税関は「鹿児島港に輸入された原油が増えたことなどが理由。同県内にある備蓄基地向けと思われる」と説明しました。ロシアからの輸入の内訳は原油が47%、石炭が33%とエネルギー関連が約8割を占めたようです。5月はロシアから日本へ輸入された原油の95%が九州圏に運ばれたもようです。残りは魚介類関連が15%などです。ロシアへの輸出額は76%減の11億円。内訳はポンプおよび遠心分離機が43%、自動車が22%などだったようです。日本の対ロ貿易に占める九州圏の比率は、輸出が4%、輸入は25%。九州圏全体の輸出額は前年同月比22%増の7506億円で、2カ月ぶりに前年同月を上回ったとのことです。部品不足で減産を強いられた自動車の輸出が34%減の834億円となる一方、欧州連合(EU)などから引き合いが増えた鉄鋼は61%増の1010億円と好調だったようです。半導体など電子部品は52%増の741億円で4カ月連続のプラスとなったとのことです。

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