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邦銀の海外投融資、米欧の利上げで減少 9月末4.5兆ドル

日本銀行が22日に発表した国際決済銀行(BIS)の統計によりますと、9月末の邦銀の国際与信残高(最終リスクベース)は4兆5375億ドル(約600兆円)と、6月末から873億ドル減少したようです。2四半期連続で減少し、2019年12月以来の低水準となったとのことです。米欧の中央銀行が利上げを進めたことで、米欧国債を売却する動きが広がったもようです。国際与信統計は銀行の国内本支店から海外への貸し出しのほか、国債や社債、株式など海外への証券投資も含むようです。邦銀の海外支店から海外顧客への貸し出しも対象となり、BISが世界31カ国・地域の統計を四半期ごとに公表しているとのことです。地域別の内訳をみてみますと、米国向けが122億ドル減の2兆103億ドル、欧州向けが316億ドル減の9336億ドルとなったようです。米欧中銀の利上げを受けた国債売却に加え、主要通貨に対するドル高が他通貨建て資産の評価額を押し下げたことも響いたもようです。

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