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メタバース専用の保険、あいおいニッセイ 情報流出補償

あいおいニッセイ同和損害保険は2月から企業向けに、仮想空間「メタバース」上のリスクを補償する保険を売り出すようです。サイバー攻撃で個人情報が流出した際の賠償費用などを補償するとのことです。メタバース上の事業で起きた損害をカバーする保険は国内では初めてとなるようです。メタバースではアバター(分身)を動かすゲームのほか、イベントや買い物などビジネス面での活用例が出てきました。ただアクセスが集中しサーバーがダウンしイベントが中止に追い込まれたり、サイバー攻撃やハッキングによって暗号資産や企業が持つ顧客の個人情報が流出したりする事態が想定されます。新保険では、サイバー攻撃などによって顧客の個人情報が漏洩した際の賠償費用のほか、暗号資産やNFT(非代替性トークン)が盗難された際に原因調査にかかる費用、イベント中止の際に生じた損害などを補償するようです。主な顧客として、メタバースを運営する企業やメタバース上でイベントを主催・出展する企業を想定するとのことです。これまではメタバースの利用企業が賠償費用などを全額、自己負担する必要がありました。、保険料はイベントの規模などによって変動するようです。3000人規模が参加するイベントの場合、保険料は約90万円。サイバー攻撃による損害は2000万円、イベント中止で生じた延期費用などは1000万円を上限に補償するもようです。第1弾としてイベント事業などを手がけるアイデアクラウド(名古屋市)が運営するメタバース向けに提供するようです。同社はメタバース上で年約50のイベントを主催し、2500社ほどが参加し、利用者数は年12万人にのぼるようです。2023年度内をめどにその他のメタバースにも提供先を広げて、30年までに10億円の保険料収入を目指すとのことです。

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