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みずほ銀行、人的資本経営で高格付けに融資 まずIHIに

みずほ銀行は企業の人的資本経営における取り組みを評価し、高い格付けを取得した企業に融資する新たな枠組みを始めるようです。みずほリサーチ&テクノロジーズが融資先の人材育成や多様性について5段階でスコアを付けるようです。融資後も定期的なモニタリングを通じて企業の人的資本経営に向けた取り組みを後押しするとのことです。第1弾としてIHIと30日に融資契約を結び、同社の人材育成プログラムや育成実績の開示を評価したようです。金利の優遇はないようですが、融資を受けた企業は人的資本経営に関する取り組みを外部にアピールできるようです。資金の使い道は限定していません。上場企業は2023年3月期の有価証券報告書から人的資本の開示が義務付けられており、みずほリサーチ&テクノロジーズは政府が22年8月に公表した「人的資本可視化指針」などに沿って企業の開示状況や人材戦略の取り組みを分析するようです。スコアは「AA」に加えて「A」〜「D」の5段階。「AA」と「A」の企業に融資するようです。東証プライム市場に上場する約1800社のうち、現時点で条件を満たすのは200社程度で、融資中は毎年スコアを算出し、結果を還元するようです。みずほフィナンシャルグループ(FG)は環境・社会課題の解決を金融面で後押しするサステナブルファイナンスの19〜30年度の実行目標を4月に100兆円に引き上げました。新たな融資の枠組みを設け、目標達成に弾みをつけたい考えのようです。

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