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菊地工業、商工中金や静岡銀から災害対応型融資10億円

自動車用シートベルト製造の菊地工業(静岡県吉田町)は商工組合中央金庫(商工中金)静岡支店や静岡銀行と総額10億円の災害対応型のシンジケートローン(協調融資)契約を結んだようです。地震などの大規模災害時にも資金調達ができる点が特徴で、同社は過去の被災経験から事業の継続性を高める取り組みを進めており、金融面からも後押しを受けるようです。商工中金と静岡銀行をそれぞれ主幹事・副幹事とし、シンジケートローン形式のコミットメントライン(融資枠)を設定しました。金融機関の融資枠は各5億円。事業継続計画(BCP)対策の一環として、震度6弱以上の地震の時などでも契約条件内で融資を受けられるようです。契約期間は2023年9月7日から24年8月30日までの約1年。最大で6回更新できるようです。一般的なコミットメントラインでは大規模災害は金融機関の貸付不能事由となることも多く、緊急時の資金確保が難しいもようです。菊地工業は11年、子会社のあるタイで大洪水を経験し、1年以上工場の稼働が停止しました。以来、サプライチェーン(供給網)寸断のリスクを考え対策を進めてきたようです。18年には自動車関連の国際認証規格を取得して、災害時の設備停止などの緊急事態対応計画を定めたとのことです。

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