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上場地銀4〜9月、6割が最終減益 不良債権費用膨らむ

上場地銀74行・グループの2023年4〜9月期の決算が出そろいました。純利益の合計は5611億円と前年同期比約6%減少し、全体の6割が最終減益・赤字になったようです。倒産リスクが高まるなか取引先の経営悪化で不良債権処理などの費用が増えたもようです。最終減益・赤字となったのは45行・グループ。赤字となった富山銀行では、取引先の物流会社アペックス(金沢市)が東京地裁に民事再生法適用を申請したことを受けて、関連する引当金を計上したようです。9割近い減益となった清水銀行も取引先の倒産で不良債権処理費用が膨らんだとのことです。企業倒産は足元で増加傾向にあり、融資先の経営悪化や破綻に備えた費用の計上も増加傾向にあるようです。非上場を含む地銀(単体)の与信費用は合計約500億円と、前年同期から1割増加したとのことです。

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