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三井住友リース、シンガポール運用会社を400億円で買収

リース大手の三井住友ファイナンス&リースは11日、子会社を通じてシンガポールの不動産投資ファンドARAアセットマネジメントの私募ファンド事業を買収すると発表しました。買収額は約400億円。経済成長が見込まれるアジアやオーストラリアで不動産などへの投資を加速するようです。アジア有数の不動産運用会社であるARAが私募ファンド事業をカーブアウト(事業切り出し)し、売却するもようです。カーブアウト後の新会社名はARAvestで、運用資産残高は1兆1000億円。完全子会社のSMFLみらいパートナーズのシンガポール現地法人が7割、連結子会社のケネディクスが3割を出資するとのことです。ARAはホテルやオフィスなど商業施設への投資を強みとしてきました。買収する新会社では、ARAがこれまで投資してきたシンガポールや韓国の不動産を中心に運用を始めるようです。今回の買収で三井住友リースのグループでの運用資産残高は単純合算で約4兆4000億円になります。これまでARAの顧客は海外の投資家が中心だったようですが、三井住友リースやケネディクスの顧客基盤を活用して日本国内の投資家からも資金を集めるもようです。ケネディクスが運用する日本国内の不動産に海外の投資家が投資できる仕組みも整えるとのことです。

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