財務省が8日に発表した10月末の外貨準備高は1兆2389億ドル（約190兆円）と9月末から1.3％減ったようです。減少は3カ月ぶりとなり、米長期金利の上昇で米国債の時価評価額が減少したようです。外貨準備高のうち外国債券などの証券は9211億ドルと172億ドル減ったようです。財務省によりますと、9月末に3.782％だった米国の10年債の利回りは10月末に4.285％に上がったようです。海外の中央銀行や国際決済銀行（BIS）などへの預金は1593億ドルで1億ドル減り、ドル高でほかの通貨建ての資産のドル換算額が減ったとのことです。金相場の上昇で保有する金の時価評価額は上がったようです。