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5.72025
鉱工業生産指数、3月1.1%低下 2カ月ぶりマイナス
経済産業省が30日に発表した3月の鉱工業生産指数(2020年=100、季節調整済み)速報値は101.1となり、前月から1.1%下がったようです。自動車工業や電気・情報通信機械工業が振るわず、2カ月ぶりのマイナスとなったとのことです。全15業種のうち10業種で低下し、5業種が上昇したようです。生産の基調判断は前月の「一進一退」を据え置いたとのことです。自動車工業は5.9%下がり、普通乗用車の輸出向けの生産が落ち込んだほか、小型乗用車では部品供給減に伴い生産が減少したようです。3月にはトヨタ自動車系の中央発条の工場で爆発事故が発生し、汎用・業務用機械工業は5.0%低下したようです。コンベヤーで国内向けの生産が減ったもようです。一方、生産用機械工業は6.9%上がり、半導体製造装置の中国や台湾向け輸出が好調だったほか、フラットパネル・ディスプレー製造装置の輸出増加が寄与したようです。自動車工業を除く輸送機械工業も7.6%のプラスとなり、航空機用機体部品の米国向け輸出が伸びたようです。主要産業の生産計画から算出する生産予測指数は4月に前月比で1.3%の上昇を見込むもようです。企業の予測値は上振れしやすく、これまでの傾向を踏まえた経産省による補正値はマイナス2.5%となったようです。1〜3月期の生産指数は101.1となり、前四半期に比べ0.7%低下し、4四半期ぶりのマイナスとなったようです。半導体製造装置など生産用機械工業の低下が影響したとのことです。