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6.302025
7月末に2300億円の公的資金完済へ SBI新生銀行が発表
SBIホールディングス(HD)とSBI新生銀行は25日、約2300億円残る公的資金を7月31日に完済すると発表しました。SBIHDが政府系の預金保険機構などが持つ優先株を買い取るようです。完済の財源はSBIHDが全額を負担するとのことです。優先配当の形を取らず、政府が保有する優先株を買い戻すことで完済するもようです。SBIHDが25日午前に取締役会を開き、完済財源の全額を負担する形で7月31日に完済する方針を決めました。SBIHDとSBI新生銀行は3月に政府系の預金保険機構と整理回収機構との間で公的資金返済の枠組みで合意し、政府系が保有する普通株を優先株に転換していたようです。SBI新生銀行は7月に東京証券取引所に再上場を申請する方向のようです。上場は25年内を想定し、上場時の時価総額で1.5兆〜2兆円規模を想定しているとみられるようです。SBIHDは2021年9月に旧新生銀行の同意がないままTOB(株式公開買い付け)を実施し、21年12月に連結子会社化したとのことです。