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5月の実質消費支出4.7%増、2カ月ぶりプラス 車購入が押し上げ

総務省が4日発表した5月の家計調査によりますと、2人以上世帯の消費支出は31万6085円だったようです。物価変動の影響を除いた実質で前年同月比4.7%増加し、2カ月ぶりにプラスとなったようです。自動車購入の支出が全体を押し上げたとのことです。QUICKが事前にまとめた消費支出の予測中心値は実質で1.2%増だったようです。自動車の購入や維持費用などを含む自動車等関係費が46.8%増となり、全体を押し上げたようです。前年に自動車メーカーの認証不正問題の影響で出荷が減った反動が出たとのことです。教養娯楽は11.1%増となり、パソコンの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ10」のサポート終了に伴うパソコンの購入が増えたようです。旅行意欲も底堅さを見せており、外国・国内のパック旅行費もそれぞれ増加したとのことです。支出の内訳に占める割合が高い食料は実質で1.0%増、名目で7.6%増えたようです。外食が9.1%増と押し上げ、価格が高止まりしているコメは8.2%減だったようです。生鮮野菜は3.7%増となり、総務省の担当者は「野菜全体で見ると価格上昇は落ち着いているものの、品目別ではじゃがいもやゴボウなど、価格が上昇している商品への支出や購入量は減少している」と指摘しました。勤労者世帯の実収入は52万2318円で、名目で4.4%増、実質は持ち家の帰属家賃を除くベースでは0.4%増だったようです。5月は自動車の購入費用といった一時的な要因も大きいようですが、こうした特殊要因を除いてもプラスを維持したとのことです。

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