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7.222025
大企業が新興の製品購入、三菱UFJ銀行が支援 マッチングで実証
三菱UFJ銀行は大企業が新興企業の製品やサービスを購入する「ベンチャークライアントモデル(VCM)」の普及に乗り出すようです。独BMW出身者らが設立したベンチャークライアント(東京・港)と業務提携するとのことです。VCMは、大企業が新興企業の新技術を使うことで収益力の向上やコスト削減につなげる新しい協業の手法で、欧米で広がっているようです。技術を内製化する傾向が強い大企業にオープンイノベーションを促し、新興企業の成長を後押しするとのことです。ベンチャークライアントの代表取締役は日本でVCMの第一人者とされる木村将之氏が務めます。欧州では大企業がVCMを導入しており、木村氏らの知見を生かして日本での普及を目指すようです。技術革新に関心が高い大企業60社を対象とする実証事業も月内に始めるようです。大企業の課題を特定したうえで、新興企業1000社以上のなかから引き合わせるもようです。25年度中に10件程度のマッチングを目指すとのことです。26年度以降はマッチングした大企業の本格調達などを支援し、三菱UFJは新興企業が量産化する際の資金需要をとらえ、収益につなげたい考えのようです。