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実質賃金が8ヵ月ぶりに増加

厚生労働省が6日に発表した8月の毎月勤労統計調査(速報値)では、物価上昇分を差し引いた実質賃金は8ヵ月ぶりに増加し、前年同月比0.1%増となりました。1人あたりの名目賃金にあたる現金給与総額も2ヵ月ぶりの増加で、前年同月比0.9%増の27万4490円でした。8月の消費者物価指数が0.8%上昇したため名目賃金の伸びが実質を上回った形です。この給与総額のうち、基本給にあたる所定内給与は5ヵ月連続増加中で、0.4%増の24万952円。残業代などの所定外給与も2ヵ月連続の増加で、1.5%増の1万9012円。ボーナスなどの特別支払給与は6.1%増加の1万4526円となり、厚労省は「賃金は基調として緩やかに増加している」としています。

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