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不動産流通推進センター、「不動産エバリュエーションコンテスト2019」の優秀事例を発表・表彰

不動産流通推進センターは「不動産業のためのストック最適活用フォーラム2019」を開催し、「不動産エバリュエーションコンテスト2019」の優秀事例の発表と表彰を行ったとのことです。「土地」と「建物」について「不動産エバリュエーション」の考えに沿ったプロジェクトを今年の4~7月に募集しており、13作品の応募の中から大賞1事例、優秀賞1事例、準優秀賞2事例を選んでおり、このうち大賞を受賞した「ちくらつなぐホテル」と優秀賞を受賞した「AO大宰府」がそれぞれ事例を発表したもようです。「ちくらつなぐホテル」は、小学校の保養所を取得し宿泊施設にコンバージョンしたもので、改修にあたっては遵法性を維持するため減築したほか、事業費のうち2億3,000万円余をクラウドファンディングで捻出し、地域の農家や木工所等と提携した体験ツアーを実施するとのことです。また、「AO大宰府」は、3階建てオフィスビルを簡易宿所に改修し、インバウンドを意識して和風のデザインを前面に出し、5、6人のグループ利用を前提とした宿泊施設とすることで、観光や飲食で地域貢献できるよう配慮したとのことです。これまでの不動産は経済的価値だけが重視されてきたものの、今は象徴・造形、景観、歴史・文化などさまざまな側面からの社会的貢献が評価されるようになっているようです。

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