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東京圏の物流施設、需給バランスの逼迫続く

株式会社一五不動産情報サービスは8月31日、2021年7月期の「物流施設の賃貸マーケットに関する調査」結果を発表しました。東京圏・関西圏で延床面積または敷地面積が1万平方メートル以上の賃貸物流施設の空室率等を四半期ごとに調査しているようです。対象は東京圏497棟、関西圏148棟です。東京圏の空室率は1.3%(前期比0.8ポイント上昇)と20年1月以来1年半ぶりの1%台となったものの、逼迫した需給環境が継続しているようです。当期は15棟が新たに竣工し、うち10棟が満室での稼働となったようです。今後も15物件の開発計画が控えており、募集賃料は、1坪当たり4,470円(同70円上昇、1.6%上昇)だったとのことです。関西圏の空室率は1.9%(同0.4ポイント上昇)となり、新規供給は53万2,000平方メートルで、過去2番目の大量供給となったようです。新規需要も47万2,000平方メートルと堅調で、空室率の上昇は小幅にとどまったとのことです。

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