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製造から販売まで。鹿児島の木材工場が本格始動

MEC Industry株式会社は30日、国産木材を活用するための自社生産拠点となる「鹿児島湧水工場」(鹿児島県姶良郡)を6月より本格始動すると発表しました。同工場は、製材、製造、加工まで一連の機能を有し、販売までを含めた一気通貫を担うようです。敷地面積9万845.54平方メートル、延床面積2万6,981.70平方メートル。2021年8月に製造棟が完成、一部稼働を開始しており、このほど製材棟と「鹿児島湧水素材センター」が完成し、本格稼働するようです。MEC Industryは、三菱地所株式会社、株式会社竹中工務店、大豊建設株式会社など、林業・建築業の各分野に精通した7社の出資を受け、2020年1月に設立したようです。各社のノウハウを生かし、木材製品の生産から流通、施工、販売といった、川上から川下までを1社で担う「統合型最適化モデル」を構築したとのことです。同工場では、原木を調達・製材してCLTやツーバイフォーパネルなどの木質材料を製造し、それらを活用して、新たな建材である「MIデッキ」や、木質プレハブ住宅「MOKUWELL HOUSE」を製造するもようです。工場敷地内の製造棟・オフィス棟・受付棟には国産材を使用し、受付棟1階の食堂は地域にも開放し、地元との交流や連携を生み出し地域創生にも寄与していくようです。

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