住友林業株式会社は3日、北米大手の製材会社Teal Jones GroupよりTeal Jones Louisiana Holdings LLCの持分100％を1日に取得、その子会社のTeal Jones Plain Dealing, LLC（以下、「TJPD社」）の持分57.05％を取得し、連結子会社化すると発表しました。米国木材コンビナート事業の展開を目指すようです。TJPD社がルイジアナ州に保有する約100haの土地と工場を活用し、住宅に使用するディメンション材（構造部材）などを製造。年間約100万立方メートルの原木を投入し、一般的な米国住宅約1万4,000戸分に相当する年間約50万立方メートルの生産を計画するようです。また、敷地内の約40haの遊休地を活用し、マスティンバーの製造や木材製材品の生産・販売も見据えるもようです。製造過程で出たチップや製材残渣は、バイオマス発電燃料やバイオリファイナリーなどへの利用を検討していくとのことです。原材料調達から木材製材品の生産・販売、住宅供給まで一気通貫したサプライチェーンの構築により、住友林業グループのバリューチェーン「ウッドサイクル」を米国でも実現するとのことです。