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みずほFG、新たな勘定系システム「MINORI」への移行が完了

みずほFGが8年前から開発していた新たな勘定系システム「MINORI(ミノリ)」への移行が7月に完了したことを発表しました。「MINORI」の顧客情報管理は全店共通であり、顧客の事務管理をどこの店舗においても処理することができ、センターに集約できるようになったとのことです。営業職や管理職の業務フローは、今まで電子稟議システムと勘定系が連動していなかったため融資などにおいては、部店長によるシステムでの決裁後、内容を「実行票」に記入し事務系職員が登録を行っていましたが、今後は決裁データがそのまま勘定系に送られることになり、紙を書いたり端末を操作する必要がなくなるとのことです。これにより完全なペーパーレス化につながり、顧客も店頭のタブレットを使って必要情報を入力し、内容がそのまま「MINORI」に送信され処理されることになるとのことです。みずほFGは「MINORI」の導入によって、保守性を高める「サービス指向アーキテクチャー」を採用することによりシステムを疎結合し、金融系のシステム開発で最もコストのかかるテストの範囲を限定でき、テストにかかる工数を大幅に削減できることから全体で3割のコスト削減につながると期待しているようです。2019年5月、既に「MINORI」に移行済みのみずほ銀行において、全国銀行データ通信システムの24時間365日対応、改元対応、10連休への対応を一気に実施したところ従来に比べて開発コストを3割以上抑えられたとのことです。

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