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金融庁、東京証券取引所の上場市場区分見直しにより金融審議会の報告書案を発表

金融庁は東京証券取引所の市場改革に関して金融審議会の報告書案を公表しました。2022年前半をめどに1部と2部、マザーズ、ジャスダックの4市場を3市場に再編するよう東証に促すといった内容のようです。新1部への新規上場は市場で売買可能な「流通時価総額」で線引きして100億円以上を目安としており、現在の1部上場企業には適用せずにすべての企業が希望すれば新1部に移れるとのことです。また、2部とジャスダック市場に属する一定の時価総額をもつ企業の上場を念頭に「スタンダード市場(仮称)」を創設し、マザーズ市場などに上場する新興企業向けには「グロース市場(仮称)」をつくるといったことを取りまとめて東証が具体策を決めるもようです。現在の1部は市場で流通していない株式も含めた時価総額で250億円を基準としており、銘柄によってはオーナー保有や企業間の持ち合い分が多く市場に出回る株数が少ないため取引がしにくいケースがあるようです。新1部の上場基準として単なる時価総額ではなく市場に流通していて売買可能な「流通時価総額」を基準に判断すべきだとしており、東証株価指数を見直し、採用銘柄を絞り込んだ新たな指数をつくることを求めるとのことです。

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