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銀行預金残高、9.8%増

8日に日本銀行が公表した1月の貸出・預金動向(速報)によると、全国における銀行の預金平均残高は前年同月比9.8%増の806兆1633億円だったようです。
残高と伸び率は今までで最高となり、企業が銀行からの借り入れや社債の発行を進めているほか、政府の緊急事態宣言の再発令による消費の抑制で法人・個人の預金が大幅に増加したもようです。
全体の伸び率は、これまでで最大だった20年12月の9.3%を上回り、業態別にみると、大手銀行などの都市銀行は11.0%増の430兆2691億円、地方銀行と第二地銀の合計は8.5%増の375兆8942億円となり、都銀と地銀のどちらも伸び率と残高が今までの最高値を塗りかえたとのことです。
新型コロナウイルスの感染再拡大により、政府は1月上旬に緊急事態宣言を再発令し、企業が手元資金を厚めに保持する動きが続くなか、コロナ禍に対応した給付金の支給も預金増加の一つの理由になったようです。

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