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日本生命が約700万人対象に増配 長寿化を還元

日本生命保険は2020年度決算で、保険の契約者向けの配当を2年ぶりに増やすようです。増配する契約者は約700万人となり、総額約16億円となります。1人あたりの配当金は最も多い場合で1000円程度増え、医療技術の進歩で高齢化が進むなか、収益の改善を契約者に還元するとのことです。
生命保険会社は保険料の運用や長寿化などで出た想定以上の収益の一部を配当として契約者に還元しています。増配の対象は終身保険や年金保険などで、無配当の一部の保険を除く大半の契約者が対象となるようです。
日本生命の配当総額は約480億円と、19年度に比べて60億円増やし、契約の長期化を受けた配当増を除く増配額は約16億円となる見通しです。たとえば定期保険付きの終身保険に加入する50歳の契約者のケースですと、配当額は892円増えて2万1658円となります。一方、配当の原資となる日生の本業のもうけを示す基礎利益は20年度決算で19年度比減益となる見通しです。新型コロナウイルス禍で運用利回りの低下が進んでいるため、同社は運用環境の悪化から19年度決算で8年ぶりの減配を行った経緯があります。長寿化による収益改善効果を踏まえて増配することに決めたようです。

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