財務省が22日に発表した4月の貿易統計速報によりますと、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は4625億円の赤字だったようです。赤字は2カ月ぶりとなり、赤字幅は前年同月に比べて7.6％増加したようです。輸入額は9兆4432億円で前年同月に比べ8.3％増えて、2カ月ぶりに増加したとのことです。輸出額は8兆9807億円と8.3％増え、5カ月連続の増加となったようです。いずれも4月としては過去最高だったとのことです。資源高や円安で原油などの輸入額が膨らみ、品目別にみてみますと原油は1兆64億円で13.1％増えたようです。航空機類や電算機類も伸び、石炭が4003億円で22.5％減だったようです。原油はドル建て価格が1バレルあたり85.7ドルと前年同月から2.6％上がり、円建て価格は1キロリットルあたり8万1719円と17.7％上昇したようです。地域別では米国が1兆1143億円で29.0％増、アジアが4兆4081億円で10.3％増えたようです。輸出は米国向けのハイブリッド車など自動車が1兆5824億円で17.8％増加し、半導体等製造装置や半導体等電子部品も増えたとのことです。地域別にみてみますと米国が1兆8027億円で8.8％増、アジアが4兆7139億円で9.7％増だったようです。