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米中経済回復、企業物価に波及

米中の経済回復が企業間取引にも波及し始めたもようです。日本銀行が12日に発表した3月の企業物価指数(速報)は前年同月比1.0%上昇しました。上昇は2020年2月以来1年1カ月ぶりです。原油や非鉄金属が企業物価の上昇をけん引しているとのことです。今後は国内需要の拡大による物価の持続的な上昇が実現するかが焦点になりそうです。企業物価は2月の0.6%下落から反転し、3月の上昇率はQUICKがまとめた市場予想の中心値(0.5%上昇)を大きく上回ったようです。非鉄金属は28.7%上昇し、石油・石炭製品も9.8%上昇したようです。米中の景気回復による原油や銅価格の上昇が企業物価を押し上げました。円ベースの輸入物価指数は5.6%上昇と1年11カ月ぶりに前年同月を上回り、3月の企業物価指数は前月比では0.8%上昇したとのことです。日本銀行が掲げる消費者物価指数(CPI)2%の物価上昇目標を達成するためには、景気回復による価格上昇品目の裾野拡大が重要となるもようです。

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