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鉱工業生産、20年度9.5%下げ コロナで車など減産

経済産業省が30日に発表した2020年度の鉱工業生産指数(15年=100)速報値は前年度比9.5%低い90.4でした。マイナスは2年連続です。新型コロナウイルスの感染拡大や半導体不足で幅広い業種が減産し、比較可能な2013年度以降で指数は最低となり、低下幅も最大となったようです。2020年度は自動車工業が16.7%、鉄鋼業が15.6%、汎用・業務用機械工業が10.9%の減産になるなど大半の業種で生産が減ったとのことです。
1回目の緊急事態宣言が発令された2020年春に工場の操業停止などが相次ぎ、生産が落ち込みました。2020年5月に前年同月比で27.0%低下し、夏以降は持ち直しの傾向が続いているとのことです。2021年3月の季節調整済みの指数は前月比2.2%上昇して97.7となり、2カ月ぶりの増産だったようです。2月の福島県沖地震による減産の反動で上昇に転じたようです。自動車工業が7.5%、無機・有機化学工業が6.5%上がるなど9業種が上昇しました。主要企業の生産計画から算出した生産予測指数を見てみますと、自動車などの輸送機械工業は4月に前月比4.9%下がり、5月も9.9%の低下を見込むようです。

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