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6月の貸出残高、都銀は8年7カ月ぶりの減少

日本銀行が8日に発表した6月の貸出・預金動向(速報値)によりますと、全国の銀行と信用金庫の貸出平均残高は前年同月比1.4%増の577兆8329億円だったようです。増加は2011年10月から9年9カ月連続となり、一方で大手銀行など都市銀行は1.6%減の231兆4988億円と、12年11月以来8年7カ月ぶりに減少に転じたとのことです。都市銀行の残高減少は、前年の貸出増加からの反動に加え、一部企業で借入金を返済する動きが出ていることが背景にあり、新型コロナウイルス禍の資金需要は落ち着いており、日本銀行は今後も貸出残高は「低下していく可能性が高い」としているもようです。地方銀行と第二地方銀行の合計は2.9%増の269兆9608億円となり、主に中小企業を顧客とする地銀では飲食や宿泊事業者を中心に貸出増加が続いているとのことです。

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