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三菱UFJ、銀行IDで他社サービスにログイン 10月から

三菱UFJ銀行はインターネット銀行口座に登録した情報を使って外部のネットサービスに認証やログインができるサービスを10月に始めるようです。利用者は新たに個人情報を入力する手間が省けるほか、事業者は自社で情報管理するコストが減らせるとのことです。金融業界で新興のフィンテック勢が台頭するなか、三菱UFJ銀行は外部とのID連携を通じてオンライン分野での存在感を高めるようです。自社のログイン情報を使って他社のサービスに入る機能は「ソーシャルログイン」とも呼ばれており、日本の金融機関で提供するのは初めてのようです。海外勢では米グーグルや米フェイスブック、国内でもヤフーやLINE、通信事業者などが提供しているとのことです。一般的なIDは本名を入力しなくてもメールアドレスなどを使えば登録できますが、三菱UFJ銀行は金融機関として厳格な本人確認を済ませた顧客情報を持っていますので、口座開設時に氏名や現住所を運転免許証などで確認するほか、取引時に更新を促すなどで最新の情報を保つようです。まずフィンテックのフィナテキストホールディングス(東京・千代田)や三菱UFJモルガン・スタンレー証券が導入し、今後は高いセキュリティーと正確な個人情報が求められる金融機関を中心に採用を促すとのことです。年間で数十社の導入を見込むようです。12月からは東京海上日動火災保険や大和証券グループ本社などグループの垣根を越えて金融商品をアプリで提供するサービスを始めるほか、キャッシュレス決済分野ではリクルートと組むようです。利用する個人にとっては、利便性だけでなくセキュリティーの向上も見込めるようです。あらゆるサービスがネット上で使えるなか、利用者はさまざまな事業者のサイトに個人情報を登録しています。ただ、IDやパスワードを忘れたり、多くの企業に登録するほど流出被害に遭ったりするリスクも高まり、三菱UFJ銀行の取り組みは、資産を預かる金融機関の情報セキュリティーを外部事業者も使えるようになることを意味するとのことです。

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