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鉱工業生産4カ月ぶり低下 9月、先行きも外需失速懸念

経済産業省が31日発表した9月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)速報値は98.6と、前月から1.6%下がったようです。低下は4カ月ぶりだったとのことです。中国・上海市のロックダウン(都市封鎖)が解除された6月以降、部品などの供給制約の緩和で回復基調が続いた反動があるもようです。米利上げによる世界経済の失速懸念などで先行きも不透明とのことです。指数は前月を下回ったものの、新型コロナウイルスの感染拡大後としては高い水準が続き、経産省は基調判断を「生産は緩やかな持ち直しの動き」のまま据え置いたようです。7~9月期の指数は98.6と、前期比5.9%上昇し、コロナ禍前の20年1~3月期(98.0)の水準を上回ったもようです。9月は鈍化の兆しが出てきたようです。15業種のうち11業種が低下し、自動車工業は前月比12.4%のマイナスだったもようです。無機・有機化学工業は6.3%、生産用機械工業は1.8%のマイナスだったとのことです。上昇は4業種となり、最も伸びが大きかったのは無機・有機化学工業・医薬品を除いた化学工業で6.8%のプラスだったようです。行動制限の緩和で外出する人が増え、化粧品などが増えたもようです。鉄鋼・非鉄金属工業は1.1%、電子部品・デバイス工業は0.4%伸びたとのことです。主要企業の生産計画から算出する生産予測指数は10月に0.4%の低下を見込み、生産用機械工業や化学工業などが落ち込むもようです。11月の生産予測指数は全体で0.8%の上昇になる見通しのようです。

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