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北国FHD、岩手銀行などに出資 デジタルで広域連携へ

北国銀行を傘下に持つ北国フィナンシャルホールディングス(FHD)が岩手銀行など複数の地方銀行に出資していることが26日にわかりました。傘下の投資子会社を通じて数パーセントの株式を取得したもようです。同FHDは勘定系システムなどで先駆的なデジタル対応を進めており、ノウハウを共有する新たな地銀連合の形成につながる可能性があるとのことです。同FHD投資子会社のQRインベストメント(金沢市)が、友好的な対話を通じて投資先の企業価値向上を目指す目的で出資したようです。地方銀行が投資目的で複数の地方銀行に投資を行うのは珍しいケースのようです。岩手銀行に4%出資したほか、九州・沖縄地方や首都圏など複数の地方銀行に出資しているようです。取得先は最大で5行程度になるとみられています。同FHDはコンサルティングやシステムなどに特化した子会社を10社以上抱えており、出資先のニーズに応じたノウハウやサービスを提供しているようです。今回出資した地銀にもこうした手法でノウハウを提供するとみられており、クラウドに移行した勘定系システムや、法定通貨と価値が連動する「ステーブルコイン」の地域通貨プロジェクトなどでの協業も想定されるようです。

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