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三井住友銀が新株予約権付き協調融資 スタートアップ向け

三井住友銀行は5日、新株予約権の割り当てを受けるスタートアップ(新興企業)向けの協調融資を始めたと発表しました。「ミドル」や「レイター」と呼ばれる事業拡大局面に入った企業を中心に、大型の運転資金や設備投資の資金を貸し付けるようです。複数の金融機関が加わる協調融資の実行と同時に、企業には新株予約権を付与してもらうとのことです。株式上場後に株価が行使価格を上回る場合には、銀行側が権利行使して株式に転換し、市場で売却してキャピタルゲインを得るしくみです。最近では新規株式公開(IPO)市場が冷え込み、株式発行を通じた資金調達が難しくなっています。銀行に融資を求めるスタートアップが増える一方、貸し手の銀行にとってはリスクに見合ったリターンをあげることが課題となっていたようです。新株予約権を組み合わせた融資の枠組みを整え、おおむね15億円以上の資金需要に応えられるようにするとのことです。

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