北洋銀行が発表した北海道内企業の経営動向調査によりますと、7〜9月期の全産業の利益判断指数（DI）は2014年1〜3月期以来約9年ぶりにプラスに転じたようです。23年4〜6月期のマイナス5から8ポイント改善しプラス3となったとのことです。前回の見通しを3ポイント上回り、価格転嫁で企業の売り上げが改善傾向にあることなどが寄与したもようです。DIは増加企業の割合から減少の割合を引いた値で算出されます。製造業では8ポイント上昇のマイナス7、非製造業はプラス8と8ポイント改善したようです。全体の売上DIは7ポイント上がりプラス17となったとのことです。10〜12月期の全産業の利益DIの見通しは、6ポイント悪化のマイナス3となり、売上DIも7ポイント下がりプラス10を見込むもようです。物価上昇や人件費などコスト増への不安から慎重な見方となっているようです。