三菱UFJ信託銀行は暗号資産（仮想通貨）業者向けに、円や米ドルなど法定通貨に連動するように設計されたデジタル通貨で国際決済が可能な仕組みをつくるようです。仮想通貨ウォレット（電子財布）開発を手がけるGinco（ギンコ、東京・中央）と組み、2024年にも仮想通貨業者向けのデジタル通貨を発行するようです。安価で迅速な決済を可能にするとのことです。日本円建てと米ドル建てで「ステーブルコイン」と呼ぶデジタル通貨を発行するもようです。仮想通貨交換会社で世界大手の米カンバーランドグローバル、国内同業のビットバンク、メルコインの計3社が利用に向けて発行の検討に加わるようです。今後国内外で他の仮想通貨交換業者の参加を呼びかけるもようです。国内の仮想通貨交換業者は海外の事業者から仮想通貨を調達する際、海外の事業者の日本法人を通じて銀行経由で決済する必要があったようです。取引可能時間が制限され、決済にも時間がかかっていました。デジタル通貨を使えば海外の業者と直接取引できるようです。ほぼリアルタイムで決済が可能となり、送金手数料も引き下げられるとのことです。