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高島屋、今春にもSBI証券と業務提携、投資信託などの金融商品販売の開始へ

高島屋がインターネット証券最大手のSBI証券と業務提携し、今春にも投資信託など金融商品の販売に参入することを発表しました。高島屋が金融商品仲介業に登録し独立系金融アドバイザー(IFA)として、自社の顧客に対してSBI証券が取り扱っている投資信託などの商品の販売を仲介するといった仕組みのようです。幅広い顧客と接点を持つ小売業が投資信託に本格参入することによって、投資家の裾野拡大につなげることが目的のようです。高島屋は若年層などの取り込みに力を入れるためにも長期の資産形成に役立つような積み立て向けの投信など数十本の商品を抽出し、IFAとして利用者の希望を聞き取り、それに合った商品の販売仲介を始めるとのことです。高島屋は独自の口座を持っていないため、商品の購入者はSBI証券に口座を開く必要があり、SBI側は顧客基盤の拡大による預かり資産の増加と信託報酬などの収益拡大を期待しているようです。これまで百貨店の金融事業はクレジットカードなどが中心で衣料品などの商品の販売促進を目的としていたものの、インターネット通販の普及により百貨店の市場は縮小基調が継続し新たな収益源の確立が急務となっていることから、今回のSBI証券との提携により若年層などとの関係を強化し金融事業収益の拡大につながることを期待しているようです。また、丸井グループは既に2018年2月にtsumiki証券を設立し、資産形成サービスの提供を開始しており、ほかの百貨店においても顧客基盤を生かした金融ビジネスの拡大の動きが広がっているのが現状のようです。

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