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ネット証券、クラウドファンディングに本格的参入へ

インターネット上で小口投資するクラウドファンディング(CF)にネット証券が本格的に参入しているとのことです。auカブコム証券は、CFベンチャーのファンズと提携し、個人から集めた資金を企業に貸すといった「融資型」CFの販売を夏ごろに開始する予定で、上場企業が資金の用途や利回りを提示することにより個人投資家が調達したい企業を見極めて選択できるようになるとのことです。また、SBIホールディングスは、子会社のSBIキャピタルベースが2019年末に「GEMSEE」というCFサイトを立ち上げ、未公開株に投資できる「株式型」の取り扱いを開始しており、2020年3月には第1号案件が約90人から3,000万円を集めたようです。SBIは「融資型」では最大手であり、商品の幅を広げることによってCF分野を強化したいとのことです。他のネット証券においても、マネックス証券が2019年6月にCF大手のREADYFORと提携しており、松井証券も自社サイトから不動産投資を募るロードスターキャピタルの口座を開設できるようにしているようです。ネット証券は、株式の売買仲介など既存の金融サービスだけでは成長が見込みにくくなってきたこともあり、CFは業者によって案件の業種や条件、使い勝手が異なることで固定客を獲得しやすいことや、融資型CF業者に対して貸し先の情報開示を金融庁が認めたことで個人が事前に貸付先のリスクを見極めやすくなるなど安全性を高める動きが進んできたことが参入増の理由となっているようです。

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