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21年度、現金需要が減退 新たに刷る1万円札の発注が過去最少

新たに刷る1万円札の需要が減退してきています。日本銀行は2021年度に国立印刷局に発注する1万円札を9億枚とし、前年度から2千万枚減り、4年連続の減少になります。現行紙幣の発行が始まった04年度以降では過去最少となります。新型コロナウイルス禍でキャッシュレス決済が一段と普及したほか、タンス預金の拡大も影響しているようです。
日本銀行が事務局を務める金融広報中央委員会の調査によりますと、20年までの5年間で、1万円から5万円までの支払いにクレジットカードを使用する2人以上の世帯の割合は52.4%から65.1%に伸び、現金を使う割合は53.6%から33.9%に減少したようです。
一方で5千円札の発注は前年度から9千万枚多い4億1千万枚です。直近の5年間で倍増し、04年度以降で過去最高となりました。5千円札は券売機などでおつりに使われる場面が多く見られるため劣化するのが早いようです。日本銀行によると1万円札の寿命は4~5年程度なのに対し、5千円札は1~2年程度で、更新需要も強く、過去に多く発注した5千円札が寿命を迎えはじめ、新札に交換する必要が出てきているためではないかと言われています。

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